【9月26日 AFP】南米スリナムのロニー・ブランズウィック(Ronnie Brunswijk)副大統領(60)が公式戦に出場したことで話題になったインテル・モエンゴタポエ(Inter Moengotapoe)と対戦相手のCDオリンピア(CD Olimpia、ホンジュラス)が、「重大な違反」があったとして、参加していたCONCACAFリーグ(2021 Scotiabank Concacaf League)から追放された。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が25日に発表した。

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 両チームはスリナムの首都パラマリボで21日に対戦。モエンゴタポエのオーナーでもあるブランズウィック副大統領は自身を先発メンバーに選び、息子と共に出場して54分間プレーしていた。しかしモエンゴタポエが0-6で敗れた試合後、副大統領が相手チームの選手に現金を配っているらしき映像がSNSで拡散していた。

 そのためCONCACAFは、モエンゴタポエとオリンピアを大会から「即刻」追放することを発表し、ブランズウィック副大統領も3年間、CONCACAF主催大会に関わることを一切禁止された。連盟によれば調査は現在も続いており、この件に関連して別の人物に処分が下される可能性もある。(c)AFP