【9月26日 AFP】21F1第15戦ロシアGP(Russian Grand Prix 2021)は25日、予選が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が自身初のポールポジションを獲得。チームとしては2012年以来のポールスタートとなった。

 フロントローのもう1枠には、ノリスの元チームメートであるフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が入り、通算100勝目を目指すメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は2列目に入った。

 ハミルトンはQ1とQ2でトップタイムを計測し、ポールに向けて視界良好かと思われたが、Q3残り3分のピットインの際にウオールに接触。破損したフロントウイングの交換を余儀なくされて4番手タイムに終わった。スリックタイヤに履き替えたもののアウトラップでスピンしたハミルトンを尻目に、ノリスはラストラップで1分41秒993を計測して初ポールを獲得した。

「なんてことだ。最高だ。大興奮のセッションだった」と目を輝かせたノリスは、マクラーレンがワンツーフィニッシュを果たした2012年のイタリアGP(Italian Grand Prix)以来となるポールをチームにもたらした。

「われわれはスリックタイヤで行くと決断した。実際に獲得するまでポールを取れるなんて考えもしなかった」

 また、ウィリアムズ(Williams)のジョージ・ラッセル(George Russell)が3番手タイムを計測し、グリッド上位は新鮮な顔ぶれとなった。

 来季バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)の後任としてメルセデス入りするラッセルは、チームメートになる7度の年間王者ハミルトンと共に2列目からスタートする。

 なお、ハミルトンに5ポイント差をつけてドライバーズ選手権で首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、パワーユニット(PU)の交換による降格ペナルティーにより決勝では最後尾からスタートする。(c)AFP