【9月24日 AFP】元スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)さん(56)が、美容整形術に失敗したことを公表した。脂肪を減らすための整形術だったが、逆に体が膨張し、まるで別人のようになってしまったと訴えている。

 エヴァンジェリスタさんは22日、インスタグラム(Instagram)への投稿で、5年前に「クールスカルプティング」と呼ばれる治療を受けたところ、奇異性脂肪過形成という珍しい副作用によって脂肪細胞が減るどころか増えてしまったと明かした。クールスカルプティングは、脂肪細胞を凍らせて殺し、体外へ排出させる治療法。手術の危険性については事前に一切警告されておらず、現在訴訟を起こしているという。

 カナダ出身のエヴァンジェリスタさんは1990年代、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)さんやナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)さんといった他のスーパーモデルと共にファッションショーで活躍した。

 エヴァンジェリスタさんは、ここ数年、表舞台から遠ざかっていたのは施術により容姿が変わってしまったためだと説明。「私の仲間はキャリアで成功しているのに、なぜ私が仕事をしていないのかと不思議に思っているフォロワーの皆さん、その理由はゼルティック(Zeltiq)社のクールスカルプティングによって、約束されていたこととは逆の作用が起き、無残な姿になってしまったからです」とつづっている。

 施術の失敗により自己嫌悪と引きこもり状態に陥り、生活の糧を失ってしまったと主張。「私は恥を取り除くために前に進み、自分の体験を公表します」とした。(c)AFP