【9月20日 AFP】21NFLは19日、第2週の試合が行われ、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)は36-35でカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)に勝利し、ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)とパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)のリーグ最優秀選手(MVP)を獲得したQB同士の対決は、レイヴンズのジャクソンに軍配が上がった。

 第1クオーターに2回のインターセプトを許したジャクソンだが、そこから立ち直って後半にダイナミックなプレーを見せ、2018年以降4回目の直接対決で初めてマホームズを上回った。チームも11点差をひっくり返しての逆転勝利を収め、ラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)とのフラストレーションのたまる開幕戦の敗戦から立ち直った。

 ジャクソンはタッチダウン2本を含めたランで107ヤード、パスで239ヤードを獲得した。マホームズはタッチダウンパス3本を決めて343ヤードを獲得したが、キャリアで初めて9月にインターセプトを許した。

 タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)は48-25でアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)に大勝した。スーパーボウル(Super Bowl)制覇7回のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)はタッチダウンパス5本を投げ、パス36本中24本成功で276ヤードを獲得。復帰したマイク・エドワーズ(Mike Edwards)は第4クオーターに2本のインターセプトリターンタッチダウンを決めた。

 バッカニアーズでは今季、すでに10人のレシーバーが少なくとも1回以上ブレイディのパスを受けており、この試合ではマイク・エバンス(Mike Evans)がレシーブ5本で75ヤードを獲得した。

 ファルコンズもQBマット・ライアン(Matt Ryan)がタッチダウンパス2本を含むパス46本中35本成功で300ヤードを獲得したが、敵地の6万3600人のファンの前で3回のインターセプトを喫した。

 ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)とのロードゲームに臨んだレイダースは、QBデレック・カー(Derek Carr)が382ヤードを投げてタッチダウンパスも2本通し、26-17の勝利を収めた。

 カーは第4クオーターの重要な2本のパス成功を含め、37本中28本のパスを通した。チームも開幕2連勝となった。

 ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)は、グレッグ・ズーライン(Greg Zuerlein)がラストプレーで56ヤードのフィールドゴール(FG)を決め、20-17でロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angeles Chargers)を下した。

 テネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)はオーバータイムの末に33-30でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)に勝利。4本のFGを成功させたランディ・ブロック(Randy Bullock)が、オーバータイムの残り4分50秒に36ヤードのキックを決めてチームに逆転勝ちをもたらした。(c)AFP