【9月20日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2021 UCI Road World Championships)は19日、エリート男子個人タイムトライアルが行われ、フィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)が大会連覇を飾った。

 43.3キロメートルの平たんなコースで争われた個人タイムトライアルは、今大会の開幕種目として行われ、ガンナが昨年と同様、優勝候補のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)に5秒差をつけて勝利した。43秒差の3位にこちらもベルギーのレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel)が入った。

 先日の欧州選手権(2021 UEC Road European Championships)では2位だったガンナは、「先週から状態がかなり上がった」と話し、「タイトル防衛のために、高地トレーニングのミニキャンプを張った。来年も3連覇を狙っていきたい」と続けた。

 東京五輪の同種目では優勝を逃したガンナだが、団体追い抜きではイタリアを金メダルに導き、ベルギー・ブリュージュ(Bruges)に乗り込んできていた。

 エベネプールは長時間トップをキープしていたが、最後にファン・アールト、そして平均時速54.35キロをマークしたガンナの2人に抜かれた。

 デンマークのカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)が4位、欧州王者のステファン・クン(Stefan Kueng、スイス)が5位に入った。ツール・ド・フランス(Tour de France)連覇中のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は約1分52秒差の10位だった。(c)AFP