【9月14日 AFP】ノルウェー難民評議会(NRC)は13日、西アフリカのブルキナファソでイスラム過激派の攻撃により、5月~8月に一般市民少なくとも480人が殺害されたと発表した。

 4月以降27万5000人以上が新たな攻撃により避難を余儀なくされており、NRCはここ数か月の避難民増加に警鐘を鳴らしている。

 4月以降の避難民数は月平均5万5000人で、2020年10月~21年3月の月平均の約3倍となった。合計で140万人以上が攻撃により避難している。

 NRCは一部の家族が「葉っぱしか食べるものがないほど食糧不足が深刻化している包囲された地域にとどまるか、食べ物を求めて数日間歩き回り攻撃される危険にさらされるか」という「不可能に近い選択」を迫られていると指摘する。

 NRCはブルキナファソ政府に対し、最も深刻な被害を受けている地域での支援活動を認めるよう訴えた。(c)AFP