【9月11日 AFP】21F1第14戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2021)は10日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を抑えて、スプリント予選の1番グリッドを獲得した。

 ボッタスはこの日の予選でトップタイムの1分19秒555を記録し、通算7度の年間優勝を誇るハミルトンをわずか0秒096差の2番手に抑えた。Q1とQ2およびフリー走行ではハミルトンが最速タイムをたたき出していたが、Q3の最後のアタックでボッタスがトップをさらった。

 これにより32歳のボッタスは、100キロメートルで競う11日のスプリント予選で1番手からスタートし、トップ3に与えられるポイントの獲得を目指す。12日に行われる決勝のグリッドを決めるスプリント予選では、1位に3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントが与えられる。

 しかしながら、ボッタスはパワーユニット(PU)の交換で降格ペナルティーを受けているため、スプリント予選の結果にかかわらず、決勝では最後尾からスタートすることになっている。

 ドライバーズ選手権で首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、わずか3ポイント差で総合2位につけているハミルトンからリードを死守しようとしている中で、トップから0秒411遅れの3番手につけた。

 ハミルトンは今レースでGP通算100勝目を目指しているが、7月に英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)で行われた第10戦英国GP(British Grand Prix 2021)で99勝目を記録してから足踏みしている。

 その他では、ランド・ノリス(Lando Norris)とダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)のマクラーレン(McLaren)勢が好調なパフォーマンスを披露し、それぞれ4番手と5番手に続いた。

 地元GPとなるフェラーリ(Ferrari)勢は、カルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が7番手、モナコ出身のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がトップから0秒955差の8番手につけた。

 前週の第13戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2021)で同国のフェルスタッペンが優勝したときのように、ルクレールはモンツァ・サーキット(Monza Circuit)でフェラーリファンの熱狂を期待している。(c)AFP