【9月6日 AFP】ラグビーの南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)は5日、第2節の試合が行われ、ニュージーランドは38-21でオーストラリアを下し、両国の間で争う「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」で3連勝を飾った。

 多くの主力を欠き、試合に向けた準備もままならなかったオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)だったが、前半ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)を無得点に抑えるなど、最後までアクセルを踏み続けて相手を圧倒した。

 強い日差しが降り注いだオプタス・スタジアム(Optus Stadium)でオールブラックスは、ほぼ満員の5万2724人が見守る中6トライを奪うと、相手のトライを3に抑えた。オーストラリアでブレディスローカップの試合が日中に行われるのは1996年以来だった。

 ニュージーランド国内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、外出は練習時に限り認められるなどオールブラックスは豪パース(Perth)で「穏やかな」隔離下に置かれたが、試合ではその影響を感じさせなかった。

 オールブラックスはこれから14週にわたりアウェーでの戦いが続くが、イアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)は「これ以上ない」ツアーのスタートだったとチームをたたえた。

 ザ・ラグビーチャンピオンシップの残りの試合を豪クイーンズランド(Queensland)州で行うオールブラックスは、その後米国と欧州に渡る。(c)AFP