【8月27日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は26日、アフガニスタンの首都カブールの空港付近で起き、米兵13人が死亡した連続爆弾攻撃について、実行犯を追い詰めて代償を払わせると警告した。また、アフガンからの民間人退避作戦を継続するとも明らかにした。

 バイデン氏はホワイトハウス(White House)で演説し、「この攻撃の実行犯および米国に危害を加えようとする者は知っておくべきだ。われわれは許さないし、忘れない。追い詰めて代償を払わせる」と述べた。

 さらに、爆弾攻撃で死亡した米兵を「英雄」とたたえ、退避作戦を米軍の撤退期限である8月31日まで継続する方針を示した。

 バイデン氏は、米軍の撤退期限を8月31日と再確認し、それまでにできるだけ多くの人々を退避させると述べた。「米軍は、脅威を知り、再び攻撃を受ける可能性があると把握した上で、そう(退避作戦を継続)すべきと結論付けている。私は軍が正しいと思う」

 バイデン氏は今回の攻撃について、イスラム主義組織タリバン(Taliban)がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と共謀して実施したという証拠は報告されていないと述べた。

「本日起きたことを実行するに当たって、タリバンとISIS(ISの別称)の間で共謀があったという証拠は、これまでのところ現場のどの司令官からも報告されていない」と述べた。(c)AFP