【8月10日 AFP】先日自身2度目の新型コロナウイルス陽性判定を受け、隔離していた米ナショナルフットボール(NFL)、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)のQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)は9日、ワクチン接種に関して態度を保留した。

 新型コロナ陽性が判明して昨季1試合を欠場したジャクソンは、チームメートが来月のシーズン開幕を控えて合宿でトレーニングを開始した中で、再び感染が確認されていた。

 2019年にはリーグ最優秀選手(MVP)に選出された同選手は、チーム練習を終えた後「コロナのリストから外れたばかりだ」とし、ワクチン接種についてはチームメートをはじめ、家族や医療専門家と相談する必要があったと語った。

「この件に関しては、できる限り知識を学びながら、チームに相談して彼らの考えを聞かなければならない。まずは、そこからだ」と話したジャクソンは、ワクチン接種を検討しているかどうか聞かれると、「様子を見ていく。医師と相談しながら、決めていくことになる」と答えた。

 また、自身がワクチン未接種だと、4季連続のプレーオフ進出を目指すチームにも悪影響があるのではないかと詰められると、「個人が決めることだと思う」と述べ、家族や自身の回復のことに話を切り替えた。

「とにかく、これからも自分の考えは家族と自分自身の中にとどめていく。今はコンディションの改善に集中していて、他人がどう感じているかとかを考えている暇はない。今はとにかく、適切なルーティンを取り戻そうとしているところだ」

 ジャクソンが最初にコロナ陽性となった昨年11月、レイヴンズはチーム内に複数の陽性者が確認され、予定されていたピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)戦の延期を余儀なくされた後、戦力を落とした状態で同カードに臨んだ。(c)AFP