【8月4日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)で3度のファイナル制覇を果たしたステフェン・カリー(Stephen Curry)が、チームとの契約延長に合意したと米メディアが3日に報じた。また、ベテランのカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)が、盟友レブロン・ジェームズ(LeBron James)のいるロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に加入することも伝えられている。

 この日はまだフリーエージェント(FA)選手との交渉解禁2日目で、両チームは6日まで公式発表することはできない。

 33歳のカリーは2015年と2017年、2018年にNBAチャンピオンに輝き、2015年と2016年にはレギュラーシーズンMVPを獲得。オールスターゲームにも7回選出されている。

 カリーの代理人は米スポーツチャンネルのESPNに対し、同選手がウォリアーズとの4年総額2億1500万ドル(約234億円)の契約に合意すると話した。総額2億ドル(約218億円)以上の契約を2回交わすのは、カリーがNBA史上初となる。

 一方、37歳のアンソニーはレイカーズとの契約報道を認め、自身のSNSに「メロ(Melo)」のLの字がレイカーズのロゴのLに変わる動画を投稿した。レイカーズでは、五輪代表のチームメートで同じ2003年のNBAドラフト加入組であるジェームズと初めてタッグを組むことになる。

 レイカーズは、アンソニーのほかにもラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)とベテランセンターのドワイト・ハワード(Dwight Howard)、マリーク・モンク(Malik Monk)、トレバー・アリーザ(Trevor Ariza)、ウェイン・エリントン(Wayne Ellington)、ケント・ベイズモア(Kent Bazemore)らが加入し、メンバーが刷新されている。

 アンソニーは昨季、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)で1試合平均13.4得点、3.1リバウンドを記録し、3ポイントシュートの成功率は40.9パーセントに達した。

 五輪で金メダル3個を獲得しているアンソニーだが、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)とニューヨーク・ニックス(New York Knicks)、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)、そしてトレイルブレイザーズを渡り歩いた20年近いNBAキャリアで、ファイナル制覇にはまだ手が届かずにいる。(c)AFP