【7月21日 AFP】イスラム教の聖地メッカ(Mecca)への大巡礼「ハッジ(Hajj)」が先週末から行われている。サウジアラビア巡礼省は、夫や男性親族などの「後見人」の同伴なしで女性がハッジに参加することを正式に許可した。ただし、複数人での参加が条件となる。

 この決定は、サウジの事実上の最高権力者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)が、同国の厳格なイメージの払拭(ふっしょく)と、石油依存の経済からの脱却を狙った社会変革の一環として行われた。

 サルマン皇太子は、女性の車の運転を解禁したり、女性が男性後見人の許可なく国外旅行をできるようにしたりといった改革を進めている。(c)AFP/Rania Sanjar