【7月6日 AFP】(更新)『スーパーマン(Superman)』や『グーニーズ(The Goonies)』などの人気作品を手掛けた米映画監督のリチャード・ドナー(Richard Donner)氏が5日、死去した。91歳。

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 ホラー映画の古典的作品『オーメン(The Omen)』(1976年)、メル・ギブソン(Mel Gibson)とダニー・グローヴァー(Danny Glover)出演の刑事映画「リーサル・ウェポン(Lethal Weapon)」シリーズでも知られる。『X-メン(X-MEN)』や『フリー・ウィリー(Free Willy)』などの大ヒット作のプロデューサーも務めた。

 映画データベースIMDbによると、「ミステリー・ゾーン(The Twilight Zone)」など20世紀を代表するテレビ番組シリーズも監督した。

 米芸能誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)によると、ドナー氏はニューヨークのブロンクス(Bronx)生まれ。ニューヨーク大学(New York University)で学び、従軍経験もある。2006年の作品『16ブロック(16 Blocks)』が遺作となった。

 エンターテインメント情報サイト「Deadline」によると、ドナー氏のマネジャーや妻のローレン・スチュラー・ドナー(Lauren Schuler Donner)氏は死因を発表していない。

 『グーニーズ』の脚本原案を担当し、製作総指揮にも名を連ねるスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督は、自身が率いる製作会社アンブリン・パートナーズ(Amblin Partners)のツイッター(Twitter)を通じてコメントを発表。ドナー氏は、「自分の映画を強力に指揮した」と述べた。

「彼の仲間になることは、大好きなコーチ、最も賢い教授、他人をやる気にさせるのが最もうまい人、最も愛すべき友人、最も信頼できる協力者、そしてもちろん、最も偉大なグーニーと一緒にいるようなものだった」とスピルバーグ氏は述べた。(c)AFP