【6月23日 AFP】米ディズニー(Disney)による名作アニメ映画『白雪姫(Snow White)』の実写版で、主役の白雪姫を演じる女優にコロンビア系米国人のレイチェル・ゼグラー(Rachel Zegler、20)が起用されたことが22日、明らかになった。

 ゼグラーは今のところほぼ無名だが、名作ミュージカル映画『ウエスト・サイド物語(West Side Story)』をスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督がリメークした12月公開の新作映画では、3万人が参加した公開オーディションを勝ち抜き主役のマリア役に抜てきされた。

 ゼグラーの起用により、これまで白人女優が演じてきたディズニープリンセスをラテン系女優が演じることになる。ディズニーは2019年にも、『リトル・マーメイド(The Little Mermaid)』実写版のアリエル役に黒人R&B歌手のハリー・ベイリー(Halle Bailey)を起用すると発表していた。

『白雪姫』実写版でメガホンをとるマーク・ウェブ(Marc Webb)監督はAFPに対するコメントで、「レイチェルの非凡な歌唱力は、彼女の才能の始まりにすぎない。彼女の強さ、知性、前向きさは、このディズニーの名作おとぎ話が持つ喜びを再発見する上で、必要不可欠な一部となる」と述べた。

『白雪姫』実写版のタイトルは明らかにされていない。製作は来年始まる予定。(c)AFP