【5月24日 AFP】イタリア北部ピエモンテ(Piedmont)州で23日、ロープウエーのゴンドラが山腹に落下し9歳の子どもを含む14人が死亡、子ども1人が重傷を負った。救急当局が発表した。

 アルプス(Alpine)救急サービスはツイッター(Twitter)で、事故はマッジョーレ(Maggiore)湖畔に臨むリゾート地、ストレーザ(Stresa)で起きたと発表。死傷者数は今後増える可能性があるとした。当局によると事故で5歳の子どもが重傷を負い、ヘリコプターでトリノ(Turin)の小児病院に搬送された。

 インフラ・運輸省の発表によると、事故は23日午後0時30分(日本時間午後7時30分)ごろ発生。15人が乗車していたゴンドラが山頂から約100メートルの位置から落下した。同省によれば、運行ルートの頂上近くでケーブルが破断し事故が起きたとみられる。

 事故を受け、マリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相は声明で「深い悲しみ」を表明。遺族に哀悼の意を表した。

 事故があったロープウエーは、ストレーザの町と、標高1500メートルのモッタローネ(Mottarone)山頂を結ぶ。20分間の乗車でアルプスの壮大な景色を眺めることができ、観光客に人気があった。(c)AFP