【5月21日 AFP】(更新)イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の主要2武装組織の停戦合意が21日午前2時(日本時間同8時)、発効した。

 現地のAFP記者によると、停戦発効後の数分間、ガザ地区からイスラエルに向けてロケット弾が発射されることはなく、ガザ市街には祝砲の音だけが響いた。

 イスラエル首相府の発表によると、同国政府は治安閣議を開き、エジプトの仲介した「無条件」停戦を全会一致で承認。ガザ地区のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)とイスラム過激派組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」も、同地区での11日ぶりの停戦発効を認めていた。

 イスラエルとパレスチナとの間の緊張関係は、聖地エルサレム(Jerusalem)での騒乱をきっかけに激化。5月10日以降、イスラエル軍によるガザ空爆と、ガザの武装組織によるイスラエルへのロケット弾攻撃が続いていた。(c)AFP