【5月6日 AFP】先進7か国(G7)外相が共同声明で中国政府による新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)などでの人権侵害を非難したことに対し、中国は6日、「強く非難する」と述べた。

 G7外相は2年ぶりに対面開催した会合で、中国に国際法と国内法を順守するよう要求した。新疆ウイグル自治区とチベット(Tibet)自治区での少数民族に対する人権侵害に「深い懸念」を示し、香港の民主派活動家に対する締め付けをやめるよう求めた。

 中国政府は直ちに反論し、汪文斌(Wang Wenbin)外務省報道官は、G7が「根拠なく中国を非難」し、「公然と中国の内政に干渉している」と非難。「関連国には自分たちの問題と向き合うよう求める」と述べた。

 また、G7は共同声明で台湾が世界保健機関(WHO)の討論会や総会に参加することを支持しており、中国は「一つの中国」の原則に沿って対処されるべきだと反発した。(c)AFP