【4月23日 AFP】(更新)ロシアで収監中の野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)は23日、24日間にわたり続けていたハンガーストライキを終了すると発表し、支援者らに謝意を表した。

 ナワリヌイ氏の医師らは22日、同氏が民間の病院で治療を受けたことを明らかにし、同氏に対してハンストを終わらせるよう勧告していた。

 同氏はインスタグラムへの投稿で、「これまでの進捗(しんちょく)とあらゆる状況を踏まえ、ハンガーストライキの終了に入る」と表明。終了には24日かかり、その過程はハンスト自体よりも「つらいものになると聞いている」と説明した。

 ナワリヌイ氏は先月31日、腰背部の痛みや腕や脚のしびれに対する治療を求め、ハンストを開始した。欧米諸国は、同氏が収監中に死亡した場合はロシア政府がその責任を負うことになると警告。同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と欧米諸国首脳らとの対立が激化していた。(c)AFP