【4月19日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2020-21)は18日、準決勝が行われ、レスター・シティ(Leicester City)はケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)のゴールを守り切ってサウサンプトン(Southampton FC)を1-0で撃破。ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)の4000人のファンの前で、52年ぶりの決勝進出を決めた。

 この日の試合では、この後の本格的な有観客開催に向けたテストの一環として、エッセンシャルワーカーや地元住民ら4000人がスタジアムで観戦した。

 これはここ13か月のイングランドのサッカーの試合では最も多い人数だが、次週同じウェンブリーで開催されるマンチェスター・シティ(Manchester City)対トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)決勝では8000人、5月15日のレスター対チェルシー(Chelsea)のFAカップ決勝では2万1000人を入れる予定となっている。

 レスターのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は、「わずか4000人でも最高の気分だった」と話した。

「サポーターがスタジアムへ戻ってこられるのは夢のようだ。レスターサポーターの声も確かに聞こえたし、本当に良かった」

「われわれは歴史をつくるチャンスをつかんでいる。これはそういう、記憶をつくる試合だ。レスターの監督になってから、この大会がサポーターにとってどれほど重要か気づかされた」 (c)AFP/Kieran CANNING