【4月19日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは18日、第32節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)の2得点などでバーンリーFC(Burnley FC)を3-1で下し、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を8に縮めた。

 本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)にバーンリーを迎えたユナイテッドは、グリーンウッドが後半早々に先制点を挙げるも、直後にジェームズ・ターコウスキー(James Tarkowski)に同点ゴールを決められた。

 それでもグリーンウッドの得点で勝ち越しに成功すると、後半アディショナルタイムにはエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)もネットを揺らし、ユナイテッドはリーグ5連勝を飾った。

 プレミアリーグでの通算ゴール数を15得点にまで伸ばしたグリーンウッドは、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)氏が持つユナイテッドにおける10代選手の最多得点記録に並んだ。

 シティに追いつくには手遅れかもしれないユナイテッドだが、プレミアリーグでの2位フィニッシュに向けては順調に進んでいる。さらに、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)でもASローマ(AS Roma)との準決勝を控えており、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督の下での初タイトルを獲得する可能性も残している。

 スールシャール監督は「今年は成長して改善しなければならないとずっと言ってきた。すでに昨シーズンと同じ勝ち点を手にしたし、それこそが進歩だ」とコメントした。

「ヨーロッパリーグの優勝で締めくくりたい。集中すべき課題がある」

 一方、アーセナル(Arsenal)は試合終了間際にエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)が同点弾を挙げ、下位に沈むフラム(Fulham)となんとか1-1で引き分けた。

 ジョシュ・マジャ(Josh Maja)にPKを決められたアーセナルはなかなか反撃の糸口を見いだせず、クラブ創設後初めてフラムにホームで黒星を喫する寸前だったが、後半アディショナルタイムにエンケティアがゴールを挙げて勝ち点1を手にした。

 9位アーセナルは4位と9ポイント差となっており、ビジャレアル(Villarreal CF)との準決勝を控えているヨーロッパリーグで優勝することが、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を獲得するために最も現実的な道だ。

 あと一歩のところで勝ち点を落としたフラムは、2部降格に近づいている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS