【4月17日 AFP】中国の在米大使館は17日、前日に発表された日米首脳共同声明に「強い懸念と断固とした反対」を表明する談話を発表した。

 談話は、「分断をあおり、他国との壁を築こうとする試みが『自由で開かれた』との旗印の下でなされるとは、これほど皮肉なことはない」として、米国が実現を進める「自由で開かれた」インド太平洋地域に言及した。

 また、共同声明で触れられた事案は「中国の根本的な利益に関わり、いかなる干渉も許されない」と強調した。

 共同声明は、中国との「率直な対話」を呼び掛ける一方で、中国政府による海洋進出や、香港、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)への締め付け、台湾をめぐる緊張の高まりなどに対して懸念を示している。(c)AFP