【4月17日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は16日、全仏オープン(French Open 2021)の開幕1週間前から、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が故郷ベオグラードに所有するテニスセンターで、今季二つ目のクレーコート大会を開催すると発表した。

【写真】ノバク・テニスセンター

 ジョコビッチが持つノバク・テニスセンター(Novak Tennis Centre)では、次週にもセルビア・オープン(Serbia Open 2021)が予定されている。

 そして今度は、全仏の開幕が1週間延期されて空白となった週の穴を埋めるべく、同センターで再び大会が行われることが決定した。同じ週には、イタリア・パルマ(Parma)でエミリアロマーニャ・オープン(Emilia-Romagna Open 2021)も追加された。

 開幕を1週間遅らせるという全仏オープンの決断は、欧州のクレーコートシーズン終了後に始まるのが慣例となっているグラス(芝)コートシーズンにとって頭痛の種となっている。

 ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で開催されるメルセデス・カップ(MercedesCup 2021)は、全仏の2週目と日程が重なっているものの、6月7日の開幕に変更はない。

 しかしながら、オランダ・スヘルトーヘンボス('s-Hertogenbosch)で計画されていたリベマ・オープン(Libema Open 2021)は、2年連続で中止になった。(c)AFP