【4月17日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスで6回の総合優勝を達成しているレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が16日、9か月前の転倒以来となるレース復帰で見事な走行を披露し、「スピードは健在だ」とアピールした。

 マルケスはこの日、今季第3戦ポルトガルGPのフリー走行1回目でいきなり3番手のタイムをたたき出した。2回目のセッションでは少しパフォーマンスが落ちたが、最速だったドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)と0秒473差の全体6番手のタイムを記録し、エキサイティングな復帰を飾った。

 昨季初戦のスペインGPでのクラッシュ以来271日ぶりの復帰を終え、マルケスは「スピードは健在だ」と話した。今後は自分の体調次第との認識を示し、「きょうの午後には、すでに少し腕に疲れを感じていた。あすどのような状態で起きるかな? 少し力が足りないようであれば、乗り方を調整しなければならない」と語った。

 LCRホンダ・イデミツ(LCR Honda IDEMITSU)の中上貴晶(Takaaki Nakagami)はフリー走行2回目で転倒があったが、バニャイアと0秒745差の全体10番手につけた。(c)AFP