【4月15日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間15日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は297万4651人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3821万3350人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 14日には世界全体で新たに1万3427人の死亡と77万6939人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3459人。次いでインド(1038人)、米国(859人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに56万4405人が死亡、3142万2228人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は36万1884人、感染者数は1367万3507人。以降はメキシコ(死者21万812人、感染者229万1246人)、インド(死者17万3123人、感染者1407万4564人)、英国(死者12万7161人、感染者437万8305人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの264人。次いでハンガリー(251人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(233人)、モンテネグロ(224人)、ブルガリア(212人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が101万1815人(感染4718万1750人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が84万6330人(感染2665万4271人)、米国・カナダが58万7835人(感染3250万6610人)、アジアが29万431人(感染2030万9384人)、中東が12万490人(感染713万5628人)、アフリカが11万6741人(感染438万4944人)、オセアニアが1009人(感染4万768人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP