【4月18日 AFP】世界フィギュアスケート国別対抗戦(ISU World Team Trophy in Figure Skating 2021)は17日、大阪で3日目が行われ、女子シングル・フリースケーティング(FS)でアンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova)が1位を獲得したロシアが大会を制した。シェルバコワは日本のウイルス対策を称賛している。

 ショートプログラム(SP)1位のシェルバコワは、FSでも160.58点を記録してトップに立ち、チームを初優勝に導いた。ロシアは125点を獲得し、110点の米国が2位、107点の日本が3位に入った。以下、イタリア、フランス、カナダと続いた。

 大会は東京五輪開幕まで100日を切る中で開催されたが、五輪は新型コロナウイルスの影響で開催が再び疑問視されている。政府が感染の再拡大への対応に追われる中で、15日には政権幹部が中止の可能性に言及した。

 しかしシェルバコワは、大阪滞在に「怖さはなかった」と話し、「非常に楽しい」訪日だったと明かした。過去の感染経験を公表した17歳は、「日本はとてもしっかりした感染対策を行っている」とコメントし、「ルールに従うことには慣れているし、何も問題なかった」と続けた。

 女子FSでは、坂本花織(Kaori Sakamoto)が150.29点で2位に入り、エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)が146.23点で3位だった。ロシア勢はペアでもアナスタシヤ・ミーシナ(Anastasia Mishina)/アレクサンドル・ガリアモフ(Aleksandr Galliamov)組が151.59点でFS1位を獲得した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY