【4月12日 AFP】冷戦時代に米国と旧ソ連は、戦略的・政治的な重要性を踏まえ、宇宙をめぐり激しい争いを繰り広げた。

 1957年、ソ連が人類初の人工衛星スプートニク(Sputnik)を地球周回軌道に投入。数週間後 犬が動物として初めて宇宙に行ったが、帰還はできなかった。

 61年、ソ連のユーリ・ガガーリン(Yuri Gagarin)氏が人類初の地球周回軌道飛行を成し遂げ、63年には、同じくソ連のワレンチナ・テレシコワ(Valentina Tereshkova)氏が女性として初の宇宙飛行士になった。

 69年、米国のアポロ11号(Apollo 11)に搭乗したニール・アームストロング(Neil Armstrong)氏とバズ・オルドリン(Buzz Aldrin)氏が月面を歩行した。

 70年代になると米ソは協調路線に転じ、75年には米国の宇宙船アポロとソ連のソユーズ(Soyuz)が軌道上でドッキングした。

 人類は当時 火星探査も夢に描いていた。76年には、米探査機バイキング1&2号(Viking One and Two)が「赤い惑星」への着陸に成功した。

 翌年、米国のボイジャー1&2号(Voyager One and Two)が太陽系の惑星探査のため打ち上げられた。

 81年、スペースシャトルにより再使用型宇宙機の時代になったが、86年のチャレンジャー(Challenger)と2003年のコロンビア(Columbia)のミッションは大惨事となった。

 90年、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が打ち上げられた。

 98年に地上400キロの空間で国際宇宙ステーション(ISS)の建設が始まり、宇宙での長期滞在が可能になった。

 2001年、宇宙の利用防衛や科学の範囲を超え、初の宇宙旅行者となった米国人デニス・チトー(Dennis Tito)氏がISSを訪れた。

 今世紀に入り複数の民間企業が宇宙産業に参入。スペースX(SpaceX)やブルーオリジン(Blue Origin)が再利用可能な宇宙機を開発中だ。(c)AFP