【4月11日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは10日、第31節の試合が行われ、首位を独走するマンチェスター・シティ(Manchester City)は退場者を出したリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に1-2で敗れた。 

 過去4シーズンで3度目のリーグ制覇を指折り数えて待つシティだが、後半アディショナルタイムにスチュアート・ダラス(Stuart Dallas)に決勝点を許して今季4敗目を喫し、自力でタイトルを獲得するためには残り6試合で11ポイントが必要となった。

 6日に勝利を収めたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準々決勝第1戦から先発7人を入れ替えたシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「前線の選手に十分なチャンスを供給できなかった。それも試合の一部だ」と話し、「ああいう守備をする相手には走らせてはいけないが、それができなかった」と敗因を述べた。

 一方、リバプール(Liverpool FC)は終了間際の得点でアストン・ビラ(Aston Villa)を2-1で下し、本拠地アンフィールド(Anfield)でのリーグ戦の連敗を6で止めた。

 昨年12月からホームで勝てていなかったリバプールは、後半アディショナルタイムにトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)が決勝点をマークし、同10月に2-7で屈辱的な敗戦を喫した相手にリベンジを果たした。

 アストン・ビラは43分、10月の試合でハットトリックを決めたオリー・ワトキンス(Ollie Watkins)のゴールで先制したが、リバプールは57分にアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)のシュートがセーブされたボールにモハメド・サラー(Mohamed Salah)が詰めて追いつくと、アディショナルタイムにアレクサンダー・アーノルドがペナルティーエリアの外からシュートを沈めた。

 チェルシー(Chelsea)は敵地シェルハースト・パーク(Selhurst Park)でクリスタルパレス(Crystal Palace)に4-1で快勝し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得する4位の座をリバプールから守った。

 カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のリーグ戦2点目で先制したチェルシーは、その後クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)、クル・ズマ(Kurt Zouma)が加点して前半で試合を決め、1月にトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督が就任してからの17試合で12勝目を挙げた。

「最初の30分は素晴らしかった。とてもハングリーでアグレッシブだった」とチームをたたえたトゥヘル監督は、「4位以内でフィニッシュするという目標のためにイングランドに来た。これは挑戦であり、そのチャレンジは今もそこにある。まだ長い道のりだ」と続けた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS