【4月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は291万7316人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3464万8510人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 9日には世界全体で新たに1万3924人の死亡と76万9876人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3693人。次いで米国(931人)、メキシコ(874人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに56万1074人が死亡、3108万5251人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は34万8718人、感染者数は1337万3174人。以降はメキシコ(死者20万7020人、感染者227万2064人)、インド(死者16万8436人、感染者1320万5926人)、英国(死者12万7040人、感染者436万5461人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの259人。次いでハンガリー(238人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(222人)、モンテネグロ(216人)、ブルガリア(204人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が99万2995人(感染4601万6590人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が82万3259人(感染2600万8344人)、米国・カナダが58万4315人(感染3212万7378人)、アジアが28万2857人(感染1924万4871人)、中東が11万7693人(感染687万9123人)、アフリカが11万5192人(感染433万2511人)、オセアニアが1005人(感染3万9696人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP