【4月9日 AFP】スリランカで開催された「ミセス・スリランカ(Mrs Sri Lanka)」コンテストの授賞式で、前回優勝者にステージ上で王冠を奪い取られたプシュピカ・デシルバ(Pushpika de Silva)さんの優勝が6日、改めて確定した。デシルバさんは前回優勝者を訴える構えだ。

 デシルバさんは4日の授賞式終了後、病院で手当てを受けている。

 6日にささやかな授賞式が再度行われ、デシルバさんは晴れて「ミセス・スリランカ」となった。

 デシルバさんは、「今回の出来事に関わったすべての人を許します」と感情をあらわにしながら話した。だが、前回優勝者キャロライン・ジュリー(Caroline Jurie)さんには、法的措置を取るつもりだという。

 ジュリーさんは授賞式のクライマックスで、デシルバさんの王冠を無理やり外し、離婚しているデシルバさんにミセス・スリランカの資格はないと説明した。

 ミセス・スリランカは既婚者であることが参加資格となっている。デシルバさんは夫と別居中だが、法的には婚姻関係を維持している。

 主催者らは、授賞式を台無しにし、複数の控室の鏡を割ったとして、ジュリーさんに損害賠償を請求していると明らかにした。また、現「ミセス・ワールド(Mrs World)」のジュリーさんが、ミセス・スリランカの信用を失墜させたと非難している。

 問題の授賞式は、ソーシャルメディアで生中継されていた。

 インターネットでは、ジュリーさんからミセス・ワールドを剥奪すべきだとの声が上がっている。

 映像前半は授賞式のステージ上での騒動、4日撮影・提供。後半は記者会見したデシルバさん、6日撮影。(c)AFP