【4月6日 AFP】インドネシアの防災当局は6日、熱帯低気圧で発生した洪水と土砂崩れによる死者数を、先の130人から86人に訂正した。現地当局との間で行き違いがあったとしている。一方、行方不明者数は100人を超えた。

 防災当局の報道官は、東ヌサトゥンガラ(East Nusa Tenggara)州の「被災した11地区からの情報によると、84人が死亡した」と述べた。同州以外でも2人が死亡し、インドネシアで確認された死者は計86人となった。同じく被災した東ティモールの死者は34人に上る。

 救助隊は行方不明者の捜索を急いでおり、重機を投入してがれきの除去を進めている。

 インドネシアと東ティモールの当局は、新型コロナウイルスの感染防止策を講じながら避難民の保護を急いでいる。

 6日には東ティモールで新型ウイルス感染者の女性(44)が死亡。同国初の新型ウイルスによる死者となった。(c)AFP/Handrianus Emanuel