【4月6日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは5日、第30節の試合が行われ、ウェストハム(West Ham)は好調ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)の全得点に絡む活躍もあってウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に3-2で競り勝ち、4位に浮上した。

 1月にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からローン移籍で加入したMFのリンガードは、新天地で傑出したパフォーマンスを見せており、先月にはイングランド代表復帰も果たした。

 自陣からボールを持ち運んで6分に先制点を挙げたリンガードは、移籍後8試合での得点を6ゴールにまで伸ばし、欧州選手権(UEFA Euro 2020)に向けた代表メンバーに選ばれるための正当性をさらに強めた。

 その後リンガードを起点に2点を奪い、38分までにスコアを3-0としたアウェーのウェストハムは、チェルシー(Chelsea)を1ポイント上回って4位に順位を上げた。

 8試合を残す中、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権をめぐる争いは激しくなっており、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とリバプール(Liverpool FC)は4位と3ポイント差でそれぞれ6位と7位につけている。

 また、エバートン(Everton)はホームでクリスタルパレス(Crystal Palace)と1-1で引き分け、4位入りを目指す上で痛手となった。

 ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)のゴールで先制したエバートンだが、86分にミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)にゴールを許し追いつかれた。

 先制点の前後にあった一連の決定機をものにできなかったエバートンは、本拠地グディソン・パーク(Goodison Park)で勝ち点1しか挙げられず、4位との勝ち点差を3に縮めるチャンスを逃してしまった。(c)AFP/Kieran CANNING