【4月6日 AFP】女子テニスの最新世界ランキングが5日に発表され、ビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が3ランクアップの6位に浮上し、アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)がトップを維持した。

 3日に行われたバーティとのマイアミ・オープン(Miami Open 2021)決勝で足首をひねり、第2セットの途中で棄権を余儀なくされた20歳のアンドレスクは、2019年に全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)制覇を果たして到達したキャリア最高順位の4位に近づいた。

 一方、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でツアーが中断した昨季、全米オープンと全仏オープン(French Open 2020)を欠場していたバーティは、混乱を考慮して調整されたランキング計算方法の恩恵を受けて首位の座をキープした。

 マイアミで大会連覇を成し遂げた際には、「自分は1位の場所に完全にふさわしいと思っていた」と強調し、ランキングに対する疑問の声を一蹴。2位の大坂なおみ(Naomi Osaka)との差は前週より150ポイント縮まったものの、トータルではまだ1000ポイント以上の差をつけている。

 今回最も順位を上げたのは、ギリシャのマリア・サッカリ(Maria Sakkari)だった。25歳の同選手は、大坂を撃破してマイアミ大会4強入りを果たし、六つ順位を上げて自己最高の19位に到達した。

 その他では、同大会で8強入りしたアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が1ランクアップの7位に浮上。代わりにセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が8位に後退し、カロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は3ランクダウンの9位となった。

 最新WTAランキングは以下の通り。

1位:アシュリー・バーティ/9186ポイント
2位:大坂なおみ/7985ポイント
3位:シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)/6965ポイント
4位:ソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)/5915ポイント
5位:エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)/5750ポイント
6位:ビアンカ・アンドレスク/5265ポイント
7位:アリーナ・サバレンカ/5085ポイント
8位:セレーナ・ウィリアムス/4850ポイント
9位:カロリーナ・プリスコバ/4660ポイント
10位:キキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)/4490ポイント
11位:ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)/4476ポイント
12位:ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)/4315ポイント
13位:ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)/4120ポイント
14位:ジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)/3765ポイント
15位:ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)/3625ポイント
16位:イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)/3615ポイント
17位:エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)/3400ポイント
18位:ジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)/3236ポイント
19位:マリア・サッカリ/3020ポイント
20位:マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)/2862ポイント

(c)AFP