【4月5日 AFP】20-21スペイン1部リーグは4日、第29節の試合が行われ、首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はセビージャFC(Sevilla FC)に0-1で敗れた。またしても勝ち点を落としたことで、5日の結果次第ではFCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差が1にまで縮まる可能性が出てきた。

 敵地で決勝点となるヘディングをマルコス・アクーニャ(Marcos Acuna)に決められたアトレティコの首位の座を掌握しようとする力はさらに弱まり、好調のライバルもこれに乗じる準備が整っている。

 3日にSDエイバル(SD Eibar)を下した暫定2位のレアル・マドリード(Real Madrid)はアトレティコに3ポイント差と迫っており、同3位のバルセロナも5日に予定されているレアル・バジャドリード(Real Valladolid)とのホームゲームに勝利すれば、首位との勝ち点差を4から1に減らすことができる。

 2か月前には消化試合数が一つ少ないアトレティコがレアルとバルセロナに10ポイント差をつけていたが、今回の結果によって優勝争いの行方は突如として予測不能なものになった。

 公式戦ここ12試合でアトレティコは4勝しかできておらず、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の決勝トーナメント1回戦でチェルシー(Chelsea)に連敗して敗退する中、リーグ戦における立て続けのとりこぼしによって、優勝のチャンスをふいにしてしまうかもしれない。(c)AFP