【4月2日 Xinhua News】中国最大の淡水湖、江西省(Jiangxi)の鄱陽湖(はようこ)では3月、気温の上昇とともに水位が上がり、サカツラガンやコハクチョウ、クロヅル、アカツクシガモなど同地で越冬していた多くの渡り鳥が繁殖のため北方への移動を開始した。大半はすでに出発したとみられる。

 同省九江市(Jiujiang)都昌県(Duchang)渡り鳥自然保護区管理局はこのほど、県内の鄱陽湖エリアで越冬する渡り鳥の分布状況を把握するため、スタッフを派遣して都昌埠頭(ふとう)から湿地エリアまでの巡回調査を実施した。最近の降水量の増加により湖の水位が上昇し、鳥の生息場所が減ったため、渡り鳥の数はピーク時と比べ明らかに減少しているという。(c)Xinhua News/AFPBB News