【4月1日 AFP】ロシアの野党勢力指導者で、矯正労働収容所で懲役2年半の刑に服しているアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)は3月31日、背腰部の強い痛みと両脚のまひに対する適切な治療を要求し、ハンガーストライキに入ったと明らかにした。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領批判派の急先鋒(せんぽう)であるナワリヌイ氏は、神経の圧迫により右脚にしびれが生じているものの、収容所当局が適切な治療の提供を拒否していると非難。鎮痛薬を与えられたものの、適切な診断を受けていないと主張した。

 ナワリヌイ氏はインスタグラム(Instagram)での31日の投稿で、背腰部の痛みのため左脚の感覚もなくなってきていると説明。「法律が順守され、医師の訪問が許可されることを要求し、ハンガーストライキに入った」と明らかにした。(c)AFP/Maxime POPOV