【4月1日 Xinhua News】中国天津市(Tianjin)の天津港南疆ふ頭で29日、天津税関が押収した密輸固体廃棄物「黄鉄鉱くず」の最終分の船積みが行われた。海外の発送元に返送されるという。

 同税関は昨年、密輸グループを摘発し、主犯格の容疑者4人を逮捕。輸入が禁止されている黄鉄鉱くず49万8千トンを押収した。

 容疑者は税関の目を逃れるため、関連企業と共謀し、同企業を荷受人、品目を「鉄鉱石粉末」として申告していた。これらの行為は中国で廃棄物密輸罪に当たる。

 同税関は押収した黄鉄鉱くずを7回に分け、5カ月以上かけて海外の発送元へ返送した。 (c)Xinhua News/AFPBB News