【3月31日 AFP】(写真追加)インドネシア運輸省は31日、1月9日に墜落したスリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)機のボイスレコーダーを回収したと発表した。

 首都ジャカルタからカリマンタン島(Kalimantan Island、別名:ボルネオ島、Borneo Island)のポンティアナク(Pontianak)に向かった同航空のボーイング(Boeing)737-500型機は、離陸から間もなく、高度約3000メートルからジャワ海(Java Sea)に墜落。乗客乗員62人全員が死亡した。

 同機のブラックボックスのうち、フライトレコーダー(飛行記録装置)は1月に回収されており、操縦室での会話を録音したボイスレコーダーの捜索が続けられていた。

 事故機は26年前に製造され、かつては米国のコンチネンタル航空(Continental Airlines)とユナイテッド航空(United Airlines)で使われていた。先月公表された暫定報告書によると、パイロットらが墜落前にスロットルシステムに複数の問題があると報告していたが、調査当局は墜落原因を特定するには時期尚早だとしている。(c)AFP