【3月30日 AFP】前週行われた2020-21スキージャンプW杯男子で激しく転倒したノルウェーのダニエル・アンドレ・タンデ(Daniel-Andre Tande)が、人工的な昏睡(こんすい)状態から目覚めたと、29日に家族が明らかにした。

 同国スキージャンプチームのインスタグラム(Instagram)アカウントで、タンデの家族は「これまで長く心配な日々を過ごしてきた」と心境を明かしつつ、「本日早くに病院に到着し、ダニエルが目覚めて元気なのを見られたのは本当に良かった」と投稿した。

 25日の競技でタンデは、時速100キロ以上で飛行している最中にバランスを崩し、地面に激しく転倒。緊急搬送先の病院で人工呼吸器を装着され、昏睡状態に置かれていた。

 27歳の同選手は2018年にフライング世界選手権(FIS Ski Flying World Championships 2018)の個人戦でタイトルを獲得し、同年の平昌冬季五輪の団体で金メダルを手にした。(c)AFP