【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は脚のけいれんに苦しんだものの7-6(7-3)、6-7(7-9)、6-4でアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)を下し4回戦に進んだ。

 世界ランキング2位のメドベージェフは、南フロリダの高温多湿なコンディションに悩まされたが、第3セットでこのセット唯一のブレークに成功して同86位のポピリンに辛勝した。

 メドベージェフは「第3セットのけいれんはひどかったから、自分のキャリアの中でも最高の部類に入る勝利かもしれない」と話し、「けいれんしながら勝つことを考えるのは難しい。同時に言えるのは、第2セットまでに試合を決めておくべきだったということ。そうすればけいれんについて話すこともなかった」と付け加えた。

 2月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ準優勝に輝いたメドベージェフは、4回戦で第16シードのドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)とフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)の勝者と対戦する。

 2018年大会王者で2019年は準優勝のジョン・イズナー(John Isner、米国)は、第11シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)を7-6(7-5)、7-6(7-5)で退けて4回戦に駒を進めた。第18シードの35歳は次戦、同じくベテランのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と戦う。

 第7シードのバウティスタ・アグトは、ドイツのジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff)を4-6、6-3、6-2で下し、2019年大会の準々決勝で敗れたイズナーにリベンジするチャンスを手にした。

 19歳のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は2時間50分に及んだ第14シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)との死闘を4-6、7-6(7-2)、6-4で制し、エミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)との4回戦に進んだ。

 2回戦で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破ったルースブオリは、スウェーデンのマイケル・イマー(Mikael Ymer)に4-6、6-1、7-5で勝利した。(c)AFP