【3月27日 AFP】スノーボードとアルペンスキーで五輪2冠を達成したエステル・レデツカ(Ester Ledecka、チェコ)は26日、チームをはじめ家族や報道陣、そして周囲の人々全員に対して、自分の前で「五輪」という言葉を出した場合は重い罰金を科すと明かした。

 レデツカはチェコ・プラハで報道陣に対し、良い経験を味わった2018年の平昌冬季五輪に続き、2022年の北京冬季五輪でも重圧を和らげるために、これから北京五輪を「中国の小さな親善試合」と呼ぶことになると語った。

 今週26歳の誕生日を迎えたレデツカは、平昌五輪のスキー女子スーパー大回転でまさかの優勝を果たし、その1週間後にはスノーボード女子パラレル大回転でも金メダルを獲得したときのことを振り返り、「『韓国の小さな親善試合』と呼んでいた。自分たちにとっては『五輪』ではなかった」と話した。

 現在はスノーボードよりもスキーを優先しているレデツカは、「チームの誰かが『五輪』と言うたびに小さな貯金箱に10ユーロ(約1290円)を入れ、かなりの金額がたまった」とすると、「チョコレートとかアイスクリームとかを買えるお金がたくさんたまるから、もう一度やりたいと思っている」と述べた。(c)AFP