【3月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で、今季期限付きでプレーするギャレス・ベイル(Gareth Bale)が、シーズン終了後はスペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)への復帰を考えていると明かした。

 2021-22シーズンまでレアルとの契約を残すベイルは、ウェールズ代表での試合に向けた記者会見で、今夏に延期となった欧州選手権(UEFA Euro 2020)の後はスペインへ戻るつもりだと話した。

「今季スパーズへ戻った一番の理由は、何よりも試合に出るためだった」

「欧州選手権に向けて、試合勘を取り戻したかったんだ。もともと、スパーズでは1シーズンの予定だったし、欧州選手権の後はレアルとの契約を1年残している」

「自分では戻るつもりでいる。それが自分の計画だ」

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ベイルの去就はレアル次第だと話している。

 レアルで構想外になっていたベイルは、今季開幕前に古巣のトッテナムへローン移籍で復帰したが、2度目のプレミアでは難しい時期を過ごしている。コンディション不良などで安定した活躍ができず、FAカップ(FA Cup 2020-21)の試合ではコンディションをめぐってモウリーニョ監督から批判されたこともあった。

 このところは6戦6ゴールとようやく本来の姿を取り戻したかのように見えた時期もあったが、直近ではショッキングな敗退が決まったヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)のディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)戦、リーグのアストン・ビラ(Aston Villa)戦と2試合連続でベンチスタートへ逆戻りしている。(c)AFP