【3月23日 AFP】在仏中国大使館が同国の台湾政策に批判的なフランス人研究者を「チンピラ」、「荒らし」と非難しており、仏外務省は22日、研究者らへの侮辱や脅迫を含む「受け入れ難い発言」だとして、中国大使を呼び出すと明らかにした。

 仏議員団による台湾訪問計画を中国大使館が阻止しようとする中、今回非難の的になったのは、シンクタンク「戦略研究財団(Foundation for Strategic Research)」で中国研究を専門とするアントワーヌ・ボンダズ(Antoine Bondaz)氏。

 中国大使館は19日、ボンダズ氏を「チンピラ」だと非難し、他の研究者や仏議員から批判を受けたが、21日には「研究者やメディアの一員のふりをして中国を激しく攻撃する」人々は「狂ったハイエナ」だとツイッター(Twitter)に投稿。「中国外交が、攻撃されてもおとなしい『子羊』のようになることを望んでいる人々がいる。(だが)そういう時代は完全に終わった」と記した。(c)AFP