【3月23日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は22日、東京五輪出場を目指し、4度目となる右膝の手術に踏み切ることを明らかにした。

 2009年の全米オープン(US Open Tennis Championships)を含めてATPツアーで通算22回の優勝を誇るデルポトロは、英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で開催された2019年6月のフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2019)を最後に実戦から遠ざかっている。

 2012年のロンドン五輪で銅メダルを獲得し、4年後のリオデジャネイロ五輪では銀メダルを手にした同選手は、クイーンズクラブで負傷して以降、2019年6月と2020年1月、そして同年8月の計3回にわたってメスを入れている膝について、米シカゴで23日に手術を受ける予定だと公表した。

 自身のSNSアカウントで、「保存療法を試みてきたがまだ痛みがある。(医師は)自分が再びテニスをプレーし、五輪に出たいことを知っているので、できるだけ早期に手術をすることで合意した」と明かし、「このつらい状況を乗り越えられることを願っている。諦めるつもりはない」と語った。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で1年延期となった東京五輪は、7月23日に開幕する予定となっている。(c)AFP