【3月20日 AFP】5月8日に開催されるボクシング、WBA・WBC世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)とWBO同級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(Billy Joe Saunders、英国)の一戦は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が始まって以降では最大となる6万人以上が観戦に訪れる見通しとなった。プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏が、19日に明らかにした。

 米テキサス州ダラス(Dallas)でシンコ・デ・マヨ(Cinco De Mayo、メキシコの祝日)の週末に予定されているカネロ(Canelo)ことアルバレスとソーンダースの注目のファイトは、同国ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)が本拠地とするAT&Tスタジアム(AT&T Stadium)で行われる。

 ハーン氏は「この象徴的なスタジアムに、今年6万人以上のファンを集められるのは夢のようだ」とし、「ファンに重要な機会をもたらし、メキシコの祝日を忘れられないものにするのを楽しみにしている」と語った。通算戦績が55勝1敗2分け(37KO)のアルバレスと、同30勝(14KO)で無敗を誇るソーンダースは、互いのベルトを懸けてタイトル統一を目指す。

 テキサス州では前週、公衆衛生の専門家がコロナウイルスの変異株が広まるリスクがあると批判しているにもかかわらず、商業活動を「100パーセント」再開するべく、マスク着用の義務とレストランおよび商業施設などの人数制限が解除された。(c)AFP