【3月19日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)は18日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)は7-5、6-4でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を下し、キャリア12回目のベスト4入りを果たした。

 21歳のシャポバロフは、今大会ではここまでの3試合で1セットも落とさず、合計28回のサービスゲームでも一度もブレークを許していない。この日は26本のウイナーをたたき込んだほか、サービスゲームではシャーディに6ポイントしか与えなかった。

 昨年8月にツアーが再開されて以降、これが自身3度目の4強入りとなったシャポバロフは、準決勝でロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)を迎え撃つことになった。世界ランク81位の同選手は準々決勝で錦織圭(Kei Nishikori)を6-1、3-6、6-3で撃破し、同大会で4強入りを果たした初の予選勝者となったほか、キャリアでは通算3度目、ATP 500レベルでは初めての4強入りを果たした。

 一方、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は、ハンガリーのマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics)を7-5、6-2で退け、ATP 500での連勝記録を23に伸ばした。また、この連勝期間中に落としたのはわずか5セットで、同レベルでは昨年9月以降四つのタイトルを獲得している。

 ルブレフとフチョビッチのカードが組まれるのは、これが3週間連続となった。2週間前のABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)決勝では、世界8位のルブレフが勝って優勝。前週のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)では準々決勝で対戦する予定だったが、試合前にフチョビッチが棄権していた。

 ドバイ選手権で4強入りを果たすのはこれが初めてで、同大会の本戦出場もこれがわずか2度目となっているルブレフは次戦、アスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)との同胞対決に挑むことになった。

 先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)でまさかのベスト4入りを果たしたカラツェフは6-7 (5-7)、6-3、6-2で第16シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)との激戦を制し、準決勝に駒を進めた。(c)AFP/Reem ABULLEIL