【3月18日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)梧州市(Wuzhou)でこのほど、市内を流れる西江の河口から300キロ以上離れた地点にイルカらしき生物が現れ、関連部門の専門家によって中華白イルカ(ピンクイルカ)と暫定的に判断された。イルカは川に迷い込んだとみられ、皮膚感染症の兆候が見られることから、救助活動が行われている。

 ピンクイルカは中国で「水上のジャイアントパンダ」と呼ばれ、国家1級保護動物に指定されている。主に音の反響で周囲の状況を知る反響定位(エコーロケーション)によって水中で方向を認識し、危険を回避するピンクイルカの特性を考慮し、救助チームは音を使ってイルカを追い立て、一定範囲内に移動させてから救助を行っている。(c)Xinhua News/AFPBB News