【3月21日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)は20日、男子シングルス決勝が行われ、アスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev、ロシア)が6-3、6-2で予選勝者のロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)を下し、ツアー初優勝を果たした。

 27歳のカラツェフは、先月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でオープン化後では史上初めて、四大大会(グランドスラム)初出場での4強入りを果たしており、見事なシーズンが続いている。

 今大会では1997年のトーマス・ムスター(Thomas Muster)氏以来となるワイルドカード(主催者推薦)での優勝となり、「(成功は)いつ訪れるか分からないものだ」と話した。

 全豪オープンでの躍進で世界ランキングも114位から42位に上昇していたカラツェフは、シングルスではこれが自身初めてのツアー決勝だった。

 前週のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)では、好調アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)と組んで出場したダブルスで初タイトルを手にしていたが、今大会ではそのルブレフを準決勝で破っていた。

 カラツェフは「最高に幸せ。競った試合だったし、緊張した」と話し、「決勝まで勝ち上がった相手も祝福したい。彼は素晴らしい一週間を送った。優勝できて満足している」と付け加えた。(c)AFP