【3月14日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)は13日、第4節の試合が行われ、イングランドが23-20でグランドスラム(全勝優勝)を狙っていたフランスを破った。

 イングランドは終盤まで16-20とリードを許していたが、試合残り4分でマロ・イトジェ(Maro Itoje)がトライを決めると、これがテレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)の確認を経て認められ逆転。主将のオーウェン・ファレル(Owen Farrell)のコンバージョンキックも決まって勝利を収めた。

 前回王者のイングランドは前節、ウェールズに24-40で敗れていただけに、そこから立て直す白星となった。

 無観客で行われた試合について、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は英ITVに対して「ここに8万2000人のファンがいてくれたら」と話した。

「フランスは序盤から激しく来るだろうと思っていた。相手はしばらく試合がなく、フレッシュな状態だった。だからハーフタイムまでは何とか付いていかなくてはならず、そこは大仕事だった。後半は追いつけると思っていたし、実際にそれができた」

 一方ウェールズは7トライを決めて48-7でイタリアに大勝し、こちらはグランドスラムへ前進している。

 ケン・オーウェンズ(Ken Owens)が2トライ、ジョシュ・アダムス(Josh Adams)とタウルペ・ファレタウ(Taulupe Faletau)が1トライを決めて前半だけで27-0とし、後半もジョージ・ノース(George North)、カラム・シーディ(Callum Sheedy)、ルイス・リース・ザミット(Louis Rees-Zammit)が3トライを加えた。

 前節トリプルクラウン(英国勢とアイルランドとの試合で全勝)を達成したウェールズは、ここ3年で2回目のグランドスラムをかけ、最終節は優勝を争うフランスと敵地で対戦する。(c)AFP