【3月12日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby)の主催者は11日、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズ(CVC Capital Partners)に株式の14パーセントを3億6500万ポンド(約555億円)で売却することで合意したと発表した。

 今回のパートナーシップの目的は、大会の規模拡大および、「新規のより多様で世界規模のファン層を魅了するため」だという。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により試合が無観客で行われるなど、シックスネーションズは深刻な財政難に陥っているため、資金注入の運びとなった。すでにラグビーのイングランド・プレミアシップや仏プロ14に大規模な投資を行っているCVCだが、この取引は規制当局の承認が必要となる。

 シックスネーションズのベン・モレル(Ben Morel)最高経営責任者(CEO)は、「これは大いにポジティブな展開であり、関係者すべてに感謝を表したい」とコメントした。

 CVCは発表文中で、契約の下に「シックスネーションズの株式の7分の1に最大3億6500万ポンドを投資し、合計で7分の6の株式を保有するイングランド、フランス、アイルランド、イタリア、スコットランド、ウェールズの各ラグビー協会と歩調を合わせていく」としている。(c)AFP