【3月12日 AFP】約13か月ぶりの復帰戦となったカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で敗退した男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が11日、次週出場を予定していたドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)を欠場すると発表した。

 2度の膝の手術を経て戻ってきたフェデラーはこの日、カタール・オープンのシングルス準々決勝で世界ランキング42位のニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)と対戦したが、最終セットでマッチポイントのチャンスを逃し、復帰2戦目で敗れた。

 今大会はノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に準決勝で敗れた昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)以来の公式戦で、10日の初戦ではダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)をフルセットで退けていた。

 フェデラーはツイッター(Twitter)で、ツアー復帰に関して喜びをつづり、チームへの感謝を伝えた上で、「トレーニングに戻るのが最善だと判断した。結果として来週のドバイ大会を欠場することに決めた」と明かした。

 すでに今月下旬に開幕するマスターズ1000(ATP Masters 1000)の今季初戦、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)の欠場を表明しており、次にプレーするのは4月から始まる欧州でのクレーコートシーズンになる可能性が高い。

 同日にはフェデラーと同じく四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も、ドバイ・テニス選手権のワイルドカード(主催者推薦)を辞退したと発表した。ナダルは腰のけがの回復にさらに時間が必要だとしている。(c)AFP